「ポチ」は関西の方言で「心づけ、祝儀」を意味します。もともとポチ袋は舞妓さんなどにあげる祝儀袋の事でした。またポチにはこれっぽっちと言うように、「小さな」という意味もあります。「心ばかりのものですが」という感謝の気持ちを伝える美しい日本の風習と言えます。
ぽち袋の図柄に、青森県弘前市を中心に製作される伝統工芸漆器「津軽塗(つがるぬり)」の柄を用い、デザインしました。
津軽塗には塗り方がさまざまあり、ぽち袋に使用した塗り方は「唐塗り(からぬり)」といいます。津軽塗は、弘前市民であれば「箸」など家庭に1つはあるほど、地域に根付いている文化ですので、県外の方やいつもお世話になっている方にもお喜びいただけると思います。